薬を飲んでいる女性

女性は、生まれてから亡くなるまで思春期・成熟期・更年期そして高齢期という4つの期間に分けることができます。その中でも更年期には身体的にも精神的にもさまざまな不調が出やすく、体調が万全ではない時期が長く続きます。頭痛や肩こり、そして、イライラや不安感、寝てないなどの不眠など人それぞれ不調は異なり、日常生活に支障がでてしまうという人も少なくありません。

更年期障害だと思っていたら実は別の病気が隠れていたというケースもありますので、ある程度の年齢になったため仕方がないと思わずに、気になることがあれば病院で一度診断を受け、更年期独特のものなのか、別の病気が潜んでいたのかを確認してみることがおすすめです。

更年期障害とは?

女性は、思春期・成熟期・更年期そして高齢期と、生まれてから亡くなるまでの期間を4つに分けることができます。月経を迎える時期が思春期であり、腎性で最初に心身ともに大きな変化を迎える時期です。月経があり妊娠と出産を経験することができる時期が成熟期、閉経前後の時期が更年期、そして閉経し月経が終わりを迎えた時期が更年期となります。

この期間の中でも、特に更年期には身体的・精神的にもさまざまな変化が現れやすい時期です。更年期には閉経を迎えることになります。閉経は月経が1年ほどない状態・完全に停止した状態のことで、日本人の場合には平均50.5歳ですが、早ければ40代、遅い場合には56~57歳と個人差があります。閉経の前後10年が更年期となりますが、更年期には、ホルモンが急激に減少します。ホルモンが減少すると、ほてりやホットフラッシュ、冷えやイライラ、動悸などさまざまな変化が現れます。

現れ方は人それぞれですが、およそ100種類もの変化が現れて女性の9割程が閉経の前後10年に何かしらの不調を自覚することとなります。この前後10年の女性ホルモンの急激な減少が更年期障害の大きな原因なのです。仕事だけでなく、家事や普段の生活にも支障が出てしまうほどの辛い症状であり、家族も困惑するのが更年期障害です。人間には40種類以上のホルモンがありますが、その中でもホルモンはエストロゲンとプロゲステロンの2種類です。これらのホルモンは卵巣から分泌されています。

分泌をするように指示は脳から出ていますが、脳の中でも視床下部が司令塔となって、卵巣から2つのホルモンが分泌されるようになっていて、分泌量も脳がチェックしています。減ってくると増やし、増えると減るように指示を出していますが、視床下部はストレスに影響されやすく、ストレスによって分泌量の指示を出す働きに影響し、生理の状態や体調に影響を受けることになります。

また、更年期になると卵巣機能が低下して、ホルモンの分泌がされにくくなり、視床下部がパニックを起こしてしまいます。視床下部はホルモンを分泌する司令塔という役割だけでなく、自律神経や免疫の中枢の役割も担っています。視床下部がパニックを起こしてしまうと、自律神経や免疫の中枢という役割のバランスにも影響が出てしまい乱れてしまうため、のぼせや発汗などの更年期障害の症状が現れます。

主な症状

更年期障害の症状には、さまざま不調が現れますが、精神神経系や血管運動神経系、皮膚分泌系・消化器官系・運動器官系そして泌尿器・生殖器系と大きく分けることができます。人によってさまざまな変化がでますし、更年期障害によく似た症状が出る場合もあります。年齢的にも更年期なのではと思っていたら、実は病気だったということもあるため、更年期と思わずに病院にて診察を受けてみることが重要です。

主な変化の中には、若い頃にも現れやすい肩こりや首こりに悩まされるケースが見受けられます。よりひどくなった原因はエストロゲンの分泌が減少して、自律神経が乱れてしまってより変化が出てしまいます。予防策として、日頃の姿勢をチェックして肩や首に負担がかからないように気を付け、適度な運動やストレッチをしたり、湯船に入って身体を温めるなどの血液の流れを良くすることがエストロゲン減少の対策となります。

疲れやすいというも更年期障害の代表的な症状です。疲れやすい、やる気が起きないなどは理解されにくいですが、ホルモン補充療法を行うことによって元気を取り戻せるようになります。女性に特に多い頭痛も更年期により強く症状が出てしまうというケースもあります。更年期に起きる頭痛も女性ホルモンの分泌が減少していることが関係していて、脳の血管壁が痙攣していたり、収縮してしまって痛みが出てしまいます。頭痛といっても種類はさまざまなで、頭の一部が痛みが出てしまったり、全体的に痛みが出てしまったり、後頭部や頭痛と肩こりが一緒に出てしまったりそれぞれ異なります。

のぼせやほてり、そして発汗はホットフラッシュとも呼ばれている状態です。更年期の中でも代表的なものといわれており、顔が急に熱くなったり、汗が出て続けてしまいます。自律神経を調整できずに、血管の収縮や拡張のコントロールができずにホットフラッシュの症状が現れてしまいます。自律神経の乱れは寝つきが悪くなってしまったり、眠りが浅くすぐに目が覚めてしまうという不眠が出てしまうことも多々あります。

眠るためのベースを作るために身体を動かして軽く疲れたり、ゆっくりと入浴したり、ときには睡眠薬を服用し不眠改善を目指していきます。イライラや不安感も更年期障害として現れます。他にも多数の変化が現れますが、ときには治療を受けることによって改善や緩和できますので、一度医療機関を受診してみることがおすすめです。

ピルが更年期障害に効く理由

ピル=避妊薬というのは日本人が多く持っているイメージですが、生理痛や生理不順などさまざまな効果があることはまだまだ知られていません。世界ではピルを服用している人は数多くいます。特に先進国では当たり前のように利用されていますが、日本ででは先進国の中でもピルを服用している人は少なく日本国内の2%程度といわれています。欧米であれば10代から生理痛やニキビの治療や予防のために低用量のピルを服用しています。

規則正しく服用していると、生理周期が規則正しくなるため、生理周期が乱れているときには改善を期待することができます。また、生理前に怒りやすい月経前症候群の改善のために服用している人も少なくありません。生理周期や生理痛改善のだめだけでなく、生理の周期をわざとずらしたいという人もいます。結婚式を控えていたり、海外旅行を含めた旅行や海水浴など、大切な用事があるときには生理を避けたいと望めば、日常からピルを服用しているのであればそれも可能です。

いつも決められた通りに服用するのではなくタイミングをずらすと、安定していた生理の周期をずらすといったコントロールが可能になります。ピルには、高用量・中用量・低用量と種類があり、エステロゲンとプロゲストロンが含まれています。よく使われているものは低用量で、生理周期の影響から女性ホルモンの波を一定にする効果があって身体の不調だけでなく、心の不調の改善も期待することができます。

更年期による辛い体の変化が出ているときにも低用量ピルで辛さを和らげるということも可能になります。更年期への症状改善を期待できるのは、更年期がはじまったばかりの45歳くらいまでです。低用量のピルは卵巣の働きを休ませつつ、ホルモンの量を一定にすることができるため不調改善を目指すことが可能になります。45歳以降は低用量ピルの改善方法から、ホルモン量を抑えるホルモン補充療法への切り替えを行っていきます。

ピルからホルモン補充療法に切り替えるタイミングは閉経年齢に近づけると切り替えていくということが一連の流れとなっていますが、タイミングは相談をしている病院にて決めていきますし、更年期を迎える女性がすべてが治療が必要ということではありませんが、辛い症状が出ている場合には婦人科などに相談してみることも大切です。

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